たまちゃんとGG夢太の軽妙トーク!!【繋がり】

登場人物
たまちゃん:GG夢太の孫娘中学2年生。利発で好奇心旺盛、ちょっぴりおませな女の子。
GG夢太:性格は穏やかで物知り。いつも笑顔を絶やさない、近所でも評判のナイスガイ?
GG夢太の(G.G)は 爺爺(ジイジイ)ではなく【Grand Generation グランド・ジェネレーション】の略称。 アクティブなライフスタイルを手に入れ活動するシニアの名称です。
👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸👧🥸
❤️応援ポチ、😂よろしくお願いします!!
「GG夢太」と「たまちゃん」の七夕談義
たまちゃん:ねぇ、GG。今年の七夕の短冊に何書いた?
GG夢太:おっと、たまちゃんからとは珍しいね。おじいちゃんは「世界平和」って書こうかと思ってたんだ。
たまちゃん:えー、ベタすぎるよ! 私は「期末テストで学年一位」って書いたけど、GGは「健康」とかじゃないの?
GG夢太:ハハハ、おじいちゃんはそんな個人的な願い事はもう卒業さ。それよりも、この前の介護施設での七夕イベントで、面白いことがあったんだ。
たまちゃん:なに、なに?
GG夢太:みんなが書いた短冊を見ていたらね、「ご近所の○○さんがいつまでも元気でいられますように」とか、「ひ孫が元気に学校へ通えますように」とか、自分のことじゃない願い事が多かったんだよ。
たまちゃん:へぇ、なんでだろう? 自分の願いを叶えてほしいんじゃないの?
GG夢太:それがね、歳を重ねると考え方が変わってくるんだ。「自分の幸せ」が「大切な人の幸せ」とイコールになるってことさ。
たまちゃん:ふーん。でも、それって自分の人生をあきらめてるってことじゃない?
GG夢太:いや、諦めとは少し違う。例えるなら、若い頃は自分の畑を耕して、最高の野菜を育てることに夢中になるだろ? でも、年を取ると、自分の畑だけでなく、家族や友だちの畑にも目を向けるようになる。そして、みんなの畑が豊かになっていくのが、一番の喜びになるんだ。
たまちゃん:あー、なんとなくわかるかも。自分ひとりが頑張るんじゃなくて、みんなで幸せになる方が嬉しいってこと?
GG夢太:その通り! 短冊に書かれた願いは、自分を支えてくれた人たちへの感謝や、次世代の幸せを願う気持ちの表れなんだ。長い人生を振り返って、「本当の幸せとは何か」っていう答えを見つけたんだろうね。
たまちゃん:なんか、ちょっとカッコいいな。じゃあ、私も来年は「GGが元気で長生きできますように」って書こうかな。
GG夢太:おっと、それは嬉しいけど、GGはまだ元気だよ。それより、たまちゃんが元気で、色々なことに挑戦してくれることが、GGの最高の願いなんだ。
たまちゃん:もう、GGってば。相変わらずおじいちゃんらしくないんだから。
GG夢太:おじいちゃんは人生の経験値がたっぷりあるからね。これからの人生で何が大切か、よーく分かってるのさ。さあ、たまちゃんも自分の願い事、しっかり叶えてくれよ。
【詳細説明】七夕の短冊に見る高齢期の心理変化|なぜ人は「他者の幸せ」を願うのか
日本の多くの地域では、7月7日に七夕が祝われます。七夕は短冊に願いを書き、笹竹につるすのが古くからの習わしです。伝統的に、短冊には自身の健康や成功、幸運を願う言葉が書かれます。
しかし、近年、ある介護施設の七夕イベントで書かれた高齢者の短冊に、一般的な願い事とは異なる傾向が見られました。彼らの短冊に多く見られたのは、「家族が健康で過ごせますように」「孫が元気に成長しますように」といった、自分のことよりも他者の幸せを願う言葉でした。
こうした願い事には、高齢期における独特な心理の変化が表れていると考えられます。
「自己」から「他者」へ広がる視点
人は年齢を重ねるとともに、自身の内面だけでなく、家族や地域社会へと意識が広がっていきます。特に高齢期に入ると、子育てを終え、仕事からも引退することで、自分を支えてくれた人々への感謝の気持ちや、次世代の幸せを願う気持ちが強くなることがあります。七夕の短冊に書かれた願いは、そうした視点の広がりを象徴しているのかもしれません。
過去から未来へ託す思い
高齢者の方々が自身の人生を振り返る時、様々な困難を乗り越え、今の自分があるのは、多くの人々の支えがあったからだと実感することがあります。その感謝の気持ちが、「自分も誰かの支えになりたい」「残された人生で、大切な人の幸せを見届けたい」という願いに繋がることもあります。
また、自身の人生が終わりに近づくにつれて、自分の願いよりも、これからを生きていく子どもや孫の未来に希望を託したいという思いも強くなります。短冊に書かれた「孫の成長」や「家族の健康」は、まさにそうした未来への願いの表れと言えるでしょう。
経験から生まれる達観
長い人生経験の中で、人は多くの喜びや悲しみを経験します。そうした経験を通じて、「物質的な豊かさ」よりも「心の豊かさ」や「人との繋がり」が本当の幸せであると達観する人もいます。
自分の健康や成功といった願いは、若い頃の短冊に多く見られる傾向です。しかし、歳を重ねるにつれて、そうした個人的な願いは、大切な人が幸せでいてくれることこそが自身の幸せだ、という願いへと変わっていくのです。
七夕の短冊に込められた願いは、単なる風習ではなく、その人の人生観や心情の変化を映し出す鏡でもあります。高齢者の願い事に見られる「他者の幸せ」を願う心は、彼らが歩んできた道のりと、そこから見出した人生の真理を表しているのかもしれません。
❤️応援ポチ、😂よろしくお願いします!!
▼コメント▼SNSシェア▼歓迎します▼
0 件のコメント:
コメントを投稿